です。
The headquarters means a place to introduce books and magazines.
(本部とは、本や雑誌を紹介する所という意味です。)
🎍🐶明けまして🐶🎍
おめでとうございます!
ワン!
七草粥も過ぎてしまいましたが、1月1日
元旦🎍🌅🎍群馬の初日の出です。
first sunrise of the year.
本年も宜しくお願い致します!m(_ _)m
ヌーアルバム
「No.0」
■一番新しいアルバムが最高傑作だと言える一枚になりました。今まで僕は自分のことを人に自慢したことないですけど、傑作ができたんで、みなさん楽しみにしていてください。またツアーでお会いしましょう(櫻井)
■問題作。賛否両論あるような感じのアルバムじゃないかなと思うけど。全体的に色で言うと、わりと濃い色で、トーンは落ちてる感じっていうのかな(星野)
■また新しい一面が出たかなって思うね。また一枚皮が剥けたというか。一つ
BUCK-TICKがUPしたなっていう気持ちはあるよね(樋口)
■今回もいろいろと面白い感じになってるんじゃないかと。あと、比留間さんが面白い感じのミックスをしてるという印象を受けたので、また変わったものが見せられるのかなっていう、そういうのもあるよね(ヤガミ)
■またすごい曲がたくさんできたんで、新曲とツアー楽しみにしていてください。カッコいいです(今井)
クリスマス後の大晦日前、群馬に届いたFISHTANK会報によると、どうやらヌーアルバム「No.0」はかなり凄い事になっているらしい。それは多分アナーキー、アトムとすごいひねった感じが続いたから、そこからちょっと面白いタイトルはないかなあ〜と考えた今井さん、前が「No.9」だったからリセットじゃないけど、次にいく”ゼロ”にしたと。30周年の意味合い、色々想像をかき立てられるタイトル、映像的なアルバム。
櫻井敦司さんは「No.0」を最高傑作と断言。ヌーアルバム全体を通して愛を歌っていて、曲の中にポエトリーリーディング(詩の朗読)があるらしい。そして夏のレコーディング作業に没頭しすぎて、お台場に気持ちを切り替えるのがとても大変だったそうで、アルバムが持っている魔力に引き込まれて危なかったわ痩せちゃうわで、鶴の機織り状態だったと…_:(´ω`」 ∠):_
ヌーアルバムの楽曲を影から支えるマニピュレーター陣は、横山和俊さん、CUBE JUICEさん、YOU-ROW(GARI)さん、ハヤシさん(POLYSICS) …ほほう。
それでは、発表された曲タイトルと会報の情報のみで
ファンが勝手にリリース前の
「No.0」を推察(バクチク)する。
を勝手にお送り致します。
零式13型「愛」
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
り。ほぼ1曲目で間違いなさそうな“零式13型「愛」”。航空機の機体記号や重工業機械に付けられた型式番号、識別コード、銃火器や火砲、戦車、攻撃機や爆撃機などの兵器を連想させるような曲名。ヌーアルバムは「No.0」だから零式、13曲構成だから13型。んで主成分(メインテーマ)が「愛」?
ん。
BUCK-TICKの特性として、「引っかかる」曲タイトルは、かなりカッコええ自信作という傾向。その予感と徒(ただ)ならぬ雰囲気、ヤバそうな気配(或いは異臭)をプンプン匂わせる“CODE ZEROーTYPE THIRTEEN (LOVE)”。
『アトム 未来派 No.9』1曲目「cum uh sol nu フラスコの別種」では、呪文だったケミカルエクスペリメント。最高傑作ヌーアルバム『No.0』のド頭“introduce”は、如何なる「型」で我々を驚かせてくれるのか。
ね。『Six/Nine』を彷彿とさせるようなポエトリーリーディング(詩の朗読)がこの曲にあるのだろうか?それともシュレディンガーの猫、404 NOT FOUNDか?汎用ヒト型決戦兵器、エヴァ零号機パイロットは綾波レイ、櫻井敦司も3人目なの?感謝したい 心から 太陽と 水と 空気と
BUCK-TICKに
今ここに 終わるものと 始まるもの CROSSしている なんという 何という絶頂
さあ行こう、LCLという愛で充たされたエントリープラグに搭乗して、零番十三曲、零式13型「愛」の世界へ。最新型
BUCK-TICKナンバーゼロ・タイプサーティーン、ラヴ。loop
美醜LOVE
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
美しい櫻井敦司さん作詞の、びしゅうラヴ。
【美醜】
美しいことと、醜いこと。「外観の美醜は問わない」「善悪美醜」
外見の美しさ、内面の美しさ、外見の醜さ、内面の醜さ、そのどちらにも言及してそうな美醜ラヴソング( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) ✧
醜悪って言葉の対義語はなんだろ?美麗?歴代のアルバムを振り返ってみると、
BUCK-TICKさんは2曲目に不穏で尖った音をぶっ込んでくる傾向もあって、今回もその可能性がとても高い。なのでかなり期待大。こっちに「Somewhere Nowhere」ばりのポエトリーリーディング・エントリープラグ・インサート(挿入)の可能性も。
何処だ? 何処なんだよ? どっちだ?
わからねえ
完全に迷った、クソ💩
どっちだ? どこだ? どっちだ?
わからねえ
どうすればいい? どこだ どっちだ ここは?
ここはどこだ? どっちだ?
ドコだよ?
誰か! ダレカ! どっちだ?
あっ もしかして… へぇ 分かったぜ
コッチだあああぁぁぁー!!!!!
ランラーン、ラ〜ンラ〜ンラ〜ンララララー…
ランラーン、ラ〜ンラ〜ンラ〜ンララララー…
BABEL
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
30周年プロジェクト第1弾シングルとして先行リリース、THE DAY IN QUESTION 2017全公演で披露された我はバベル。この曲はゴッスゴスのゴスだけど、ヌーアルバム「No.0」はゴス一辺倒ではないらしい。日テレ系で深夜に放送中の洋ドラ「アンフォゲッタブル」のエンディングテーマになった我はBABEL。確か「独壇場beauty」の時もこの方式で、お茶の間
BUCK-TICK現象だった記憶。
ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」1568年頃 ボイマンス美術館蔵 Museum BVB,Rotterdam, the Netherlands
拡大すると、人の大きさとかバベルのグラデーションがよく分かる。積み重ねたレンガの色で長い年月の経過を表現している。
資材を運ぶ為の大きな帆船もまるで小舟のように浮かんでいる。
バベルの塔(バベルのとう、ヘブライ語: מגדל בבל)は旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔。神話とする説が支配的だが、一部の研究者は紀元前6世紀バビロンのマルドゥク神殿に築かれたエ・テメン・アン・キのジッグラト(聖塔)の遺跡と関連づけた説を提唱する。天まで届く塔を建設しようとして神の怒りに触れ、崩れてしまったといわれることにちなんで、空想的で実現不可能な計画を比喩的に「バベルの塔」という。
バベルの塔の物語は旧約聖書の「創世記」11章にあらわれる。そこで語られるのは下記のような記述である。位置的にはノアの物語のあとでアブラハムの物語の前に置かれている。
全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔を見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。主はそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。
「創世記」11章1-9節
ノスタルジア -ヰタ メカニカリス-
(作詞:今井寿 / 作曲:今井寿)
今井さんが抱いてる郷愁感、ノスタルジーの曲だという。という事は故郷群馬、或いは藤岡を題材にした歌?
旧仮名遣いの「ヰ」を使ったイタ・メカニカリス。平仮名表記の「い」も「ゐ」って書く場合も。よゐことか。
ヰタ・マキニカリス。稲垣足穂(いながきたるほ)が自ら編纂した短編作品集。
黄漠新聞、星を造る人、チョコレット、星を売る店、「星遣いの術」について、七話集、或る小路の話、セピア色の村、緑色の円筒、煌ける城、ほか
「ヰタとは生命、マキニカリスはマシーン。機械、からくり、仕掛、つまり宇宙博覧会の機械館という程の意味です。ヰタ・マキニカリスの理想は、美少年と美少女の結合の上に生まれるコバルト色の新文明です」―と著者自ら語ったモダニズムとノスタルジアに満ちた香り高い名品集。傑作「一千一秒物語」を併録。
森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」に似ているのは、実際にタイトルを倣ったもの。鴎外はこの作品で性的なことについて書いているが、足穂は機械的なものについて書いている。ノスタルジア、ヰタ メカニカリス。郷愁感、生命とマシーン。マキニカリスをメカニカリスにしたのはとても正しいし、現代口語的にした親切心というよりは、フジマキさん関連だと誤解されたくない為の配慮かなと。麻輝に借りた何かを返す今井さん(マキニカリス)
自分が「ヰ」(ウィ)とマシーン(機械)、郷愁感で想像したのは、田舎にある「ヰセキ」の古いホーロー看板や、赤い農業機械が並ぶ「ISEKI」トラクターの営業所。
ヰタ(ウィタ) メカニカリスの歌詞に出てくる最後の数字は、なぜか今井さんのキャッシュカードの暗証番号らしい…(マジでなんでだ)。
…それってアレですか?イエェェェーイ!!空・前・絶・後の!超絶怒涛のピン芸人サンシャイン池崎、或いは斎藤工という事ですか今井さん(分からない方に説明すると、サンシャイン池崎には自分の暗証番号を叫ぶネタがあるのです)
Ophelia
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦)
レコーディング当初、家のシステムがぶっ壊れたって言って、スッカスカのデモを作ってきたという星野さん(笑)による、ヌーアルバム三部作の一つ。オペラ座とか怪人じゃないよ、それはOpera、こっちはオフィーリア。星野☆三連星のマニピュレーターはdropzの盟友CUBE JUICEさん、多分。
ジョン・エヴァレット・ミレー 「オフィーリア」(1852年)ロンドン テート・ブリテン美術館蔵
オフィーリア(英: Ophelia)は、1851年から1852年にかけて制作されたジョン・エヴァレット・ミレーによる絵画である。ロンドンにあるテート・ブリテン美術館に所蔵されている。オフィーリアはウィリアムシェイクスピアの戯曲「ハムレット」の登場人物であり、この作品では彼女がデンマークの川に溺れてしまう前、歌を口ずさんでいる姿を描いている。この絵を初めてロイヤル・アカデミーに展示されたときには広く評価されなかったが、その後その美しさや自然の風景の正確な描写が賞賛されるようになった。
Femme fatale
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦)
ファム・ファタール(仏:Femme fatale)は、男にとっての「運命の女」(運命的な相手、もしくは赤い糸で結ばれた相手)の意味。また、男を破滅させる魔性の女(悪女)のこと。
クレオパトラやマタ・ハリ、小説では、プロスペル・メリメの「カルメン」や、谷崎潤一郎の「痴人の愛」に描かれるナオミなどが代表的な例である。
フランツ・フォン・シュトゥック 「サロメ」(1906年) ドイツ・レンバッハハウス美術館
新約聖書や「福音書」などに伝わるサロメは、イエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネの首を求めた代表的な悪女として、古来キリスト教世界で名が知られ、19世紀末から20世紀初め頃の世紀末芸術において好んで取り上げられたモチーフである。
こちらは、2018年2月21日(水)発売のデビュー30周年プロジェクト第2弾シングル「Moon さよならを教えて」のカップリング曲c/w
サロメ
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦)
ギュスターヴ・モロー作 「出現」1876頃/パリ・ルーヴル美術館
サロメ(Salome または Salomé、ヘブライ語: שלומית Shlomit)は、1世紀頃の古代パレスチナに実在した女性。義理の父は古代パレスチナの領主ヘロデ・アンティパス、実母はその妃ヘロディア。古代イスラエルの著述家フラウィウス・ヨセフスが著した『ユダヤ古代誌』や、『新約聖書』の「福音書」などに伝わる。イエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネの首を求めた人物として、キリスト教世界では古くから名が知られ、その異常性などから多くの芸術作品のモティーフとなってきた。新約聖書では「サロメ」の名を伝えていないことから、学問上は単にヘロディアの娘と呼ぶことが多い。
サロメは、祝宴での舞踏の褒美として「好きなものを求めよ」と義父ヘロデ・アンティパスから言われ、母ヘロディアの命により「洗礼者ヨハネの斬首」を求めた。
サロメにファムファタール…櫻井さん、悪女になんかされたんか?(笑)
薔薇色十字団 -Rosen Kreuzer-
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:星野英彦)
星野☆三連星ヌーアルバム三部作3曲目。(会報に載ってる曲順は決定項ではないらしい)しっかしまあ、厨二病が炸裂したようなタイトルですな櫻井さん…なんて思いながら検索してみたら実在してたよ、ローゼンクロイツ。
薔薇十字団(ばらじゅうじだん、独: Rosenkreuzer ローゼンクロイツァー)とは、中世から存在すると言われる秘密結社。公式にはフリーメーソンの第18階級とされている。17世紀初頭のヨーロッパで初めて広く知られるようになった。
1614年、神聖ローマ帝国(ドイツ)のカッセルで刊行された著者不明の怪文書『全世界の普遍的かつ総体的改革』とその付録『友愛団の名声』(Fama Fraternitatis、ファーマ・フラテルニタティス)で初めてその存在が語られ、一気に全ヨーロッパで知られるようになる。ただし、この『友愛団の名声』の原文は、正式出版前の1610年頃から出回っていたとされる。そこには、人類を死や病といった苦しみから永遠に解放する、つまり不老不死の実現のために、120年の間、世界各地で活動を続けてきた「薔薇十字団」という秘密結社の存在や、それを組織した創始者「クリスチャン・ローゼンクロイツ」と呼ばれる人物の生涯が克明に記されていた。
1615年、同じくカッセルで『友愛団の信条』(Confessio Fraternitatis、コンフェッシオ・フラテルニタティス)が出版される。それはドイツ語ではなくラテン語によって書かれ、『友愛団の名声』によって宣言された「教皇制の打破による世界改革」を、さらに強調するものであった。
薔薇十字団は、始祖クリスチャン・ローゼンクロイツの遺志を継ぎ、錬金術や魔術などの古代の英知を駆使して、人知れず世の人々を救うとされる。起源は極めて曖昧だが中世とされ、錬金術師やカバラ学者が各地を旅行したり知識の交換をしたりする必要から作ったギルドのような組織の1つだとも言われる。
薔薇十字団の存在はやがて伝説化し、薔薇十字団への入団を希望する者だけでなく、薔薇十字団員に会ったという者が現れるようになる。また、薔薇十字団員を自称するカリオストロやサンジェルマン伯爵などの人物や、薔薇十字団を名乗る団体、薔薇十字団の流れを汲むと自称する団体も現れるようになり、当時の人々を惑わせた。現在でもそのような事例は続いている。
薔薇十字団(ローゼンクロイツ)は、様々なフィクション(マンガ・アニメ)作品にも登場しているようだ。
ゴルゴ13(著:さいとう・たかを)
1968年頃に発表された初期作品では、ゴルゴ13を狙う暗殺集団として捉えられている。作品中の記述には「1968年以降活動の記録は無い」とある。
メタルK(著:巻来功士)
遺伝子操作によるキメラ「人間兵器(ウエポノイド)」による世界征服を目指していると思われる組織。
パタリロ!(著:魔夜峰央)
白魔術師の結社として登場。占い師ザカーリとタマネギ部隊の「霊感青年」こと44号を輩出している。
トリニティ・ブラッド(著:吉田直)
テロ組織「薔薇十字騎士団(ローゼンクロイツオルデン)」。通称「世界の敵(コントラ・ムンディ)」と呼ばれる。「我ら、炎によりて世界を更新せん」というスローガンのもと、各地で行動している。目的は世界の速やかなる終焉。
機動戦士Ζガンダム (制作:サンライズ)
ジャミトフ・ハイマンの提唱によりジオン軍残党の掃討を名目に設立された地球連邦軍の特殊部隊「ティターンズ」は、ローゼンクロイツと繋がりが有るとされている。
トリニティ・ブラッド!(アニメ主題歌はドレス!)機動戦士Zガンダム!(
BUCK-TICK無関係!)…錬金術、ラテン語まではアトムで免疫があったから、引かず怯まず何とかなったよ、うん。でもね、まさか
BUCK-TICKさんの調べ物でさ、秘密結社だのフリーメイソンだの友愛団体だの『やりすぎ都市伝説』みたいな話を調べてさ、それをブログにせっせと書く事になるとは思わなんだ…全く思わなんだよ、櫻井敦司さん…さすが最高傑作。零式「No.0」。
GUSTAVE
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
ギュスターヴ。これは猫の歌なのだという。画家ギュスターヴ・モローとの関連性、その余地は無いのか。念のため逆さにしたら、EVATSUG …エヴァ?(考え過ぎ笑)この曲は、推測や深読みをしないほうが楽しそう。
「これは今井さんの仮タイトルがこのままだったんで、なるほどっていう。作家のヒグチユウコさんの作品に”GUSTAVE”ギュスターヴという猫が出てきて、そのままお借りした感じで」(櫻井)
カップに描かれた猫が「ギュスターヴくん」らしい。クトゥルフのようなタコ足で描かれたものも。とにかく可愛いキマイラ猫。
『タワーレコード高崎オーパ店』オープニングキービジュアルポスターのバックペーパーに使われていた絵画。ギュスターヴ・モロー作「キマイラ」
ギュスターヴ・モロー(フランス1825~1898)「キマイラ」1867年 油彩 板 33x27.3cm ケンブリッジ(アメリカ)フォッグ美術館
ギリシャ神話にある「キマイラ」は頭が獅子、胴が山羊、尾が蛇で口から火を吹く怪物だが、これは同じギリシャ神話のケンタウロスかペガサスに近い。
フランス語では「シメール」といい「空想」や「幻想」を意味するらしい。つまり、女性がシメールにしがみつき空想の世界へ旅立つ場面を描こうとしたのではないかといわれている。
モローの作品の油彩画は大作が多いのに、この作品は縦横30cm程度の小作品だ。
Moon さよならを教えて
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
最初からシングル候補だったという、2018年2月21日(水)発売のデビュー30周年プロジェクト第2弾シングル「Moon さよならを教えて」
第1弾シングル「BABEL」のカップリングとして収録された石野卓球リミックスVer.は曲を分解して再構築したもので、全く原型を留めていなかったのは周知の事実。その感想をTwitterでわざと意味不明に小難しくツイートしてみたものを、あざとく再掲。
新しい音に触れようとする我々を迎え撃つ無機質で規則的なシーケンスは、電子で震えるクォーツのように正確なピッチを刻む。それは故意に音数を抑えたミニマルなアプローチによって生み出された旋律レプリカント。
不意に覗く不規則なノイズも、不親切を装っただけの作為的な予定調和。その不穏な不協和音を内包した音の渦は常に高圧的だが、トゥールビヨン機構のように淡々と自動補正されてゆく。
それが当然の佇まいだと言わんばかりに平然と、整然とした規律と秩序が支配した喧騒の中で釈然としないまま展開。それは原曲の姿を隠すのに充分な役割を果たし、アルバムへの期待値と鮮やかなのにダークという、相反する福音をもたらす。
とにかく2月が楽しみ。Under the Moonlight。
光の帝国
(作詞:今井寿 / 作曲:今井寿)
ノスタルジア ヰタ メカニカリスと方向性は同じ歌詞、世界観。具体的に言うと作家の稲垣足穂(今井)
ベルギー王立美術館所蔵 ルネ・マグリット「光の帝国」(1954年)
矛盾する昼と夜。絵画のタイトルは詩人ポール・ノーグの詩からの引用。当時、マグリットはこんな言葉を残している。
「光の帝国の中に、私は相違するイメージを再現した。つまり夜の風景と白昼の空だ。風景は夜を起想させ、空は昼を起想させる。昼と夜のこの共存が、私たちを驚かせ魅惑する力をもつのだと思われる。この力を、私は詩と呼ぶのだ。私はいつも夜と昼へ関心をもってきたが、決してどちらか一方を好むということはなかったからである。」
…ルネ・マグリット、シュルレアリストで偏屈な人である。
稲垣足穂(1900-1977)は、日本の小説家。 1920年代から1970年代にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表。代表作は『一千一秒物語』『少年愛の美学』など。
ガス燈、飛行機、天文学、映写機、彗星、アリストファネス、ブレリオ、大理石で作られた建造物、ポンピイ、ファルマン、進歩的な科学文明を持った都バブルクンド、未来派、そこに住む王様。
稲垣足穂のWikipediaを少し読んでみた。人間の男女には感覚としてA感覚があり、女性にはV感覚、男性にはP感覚がそれぞれ存在するが、V感覚もP感覚もA感覚から派生したものに過ぎないという、人間を口から肛門だけの一つの筒に見立てたエッセイ「A感覚とV感覚」の記述、やたら難解。しかも足穂さん曰く、A感覚が一番鋭いのは少年なのだという。
IGNITER
(作詞:今井寿 / 作曲:今井寿)
igniter【名詞】
イグナイター(英: Igniter)は、点火装置全般を示す名称である。
点火器、点火装置、点火トーチ、工業雷管、火燈、瓦燈。
1.光を灯したり燃料に点火したり発火したりするための装置(a device for lighting or igniting fuel or charges or fire)
2.発火させる、または燃やすのに使用される物質(a substance used to ignite or kindle a fire)
一体どんな曲なのか、作詞作曲今井寿、点火装置イグナイター。POLYSICSマニピュレートによるピコピコか?これも念のため逆さにしてみたら、retingi(レティンギ)というヒンディー語が検出された(和訳は検出されず笑)
【エンジンの点火装置としての役割】
火花点火内燃機関においては点火装置を構成する部品のうち、イグニッションコイルへの一次電圧をトランジスタによって制御する電気回路部品を指す。ポイント(接点)式のディストリビューター(分配器)やマグネトーにおけるコンタクトブレーカーの断接機能をトランジスタを用いた電気回路に置き換えた物であり、イグニッションコイルをはじめとするシステムの基本原理はポイント式と同じである。ポイント式で課題とされていた機械的な電気接点の摩耗や焼損を排除、あるいは軽減することができる。トランジスタのコレクタ電流をイグニッションコイルの一次電流とし、トランジスタにベース電流を流すことで一次電圧がかかるが、ベース電流の断接にホール素子などを利用した機構で行い、機械的な電気接点を排したものをフル・トランジスタ式、ベース電流を機械的な電気接点で断接するものをセミ・トランジスタ式と言う。セミ・トランジスタ式ではコンタクトブレーカーと同様に接点同士が接触を繰り返すため摩耗は発生しうるが、接点を通過する電流が小さいため焼損は少なくなる。
自動車ではポイント式ディストリビューターからイグナイター式へと変遷したのち、ディストリビューターとプラグコードを必要としないダイレクトイグニッションへの移行が進んでいった。オートバイではポイント式マグネトーからイグナイター式へと変遷し、キャパシター・ディスチャージド・イグニッション(CDI)への移行が進んでいった。オートバイの場合、厳密にはトランジスタ式点火としてCDIとは区別されていて、CDIではイグニッションコイルの一次電圧をコンデンサーの蓄電圧で発生させる点が異なる。
(全然分からないですよね。自分もよく分かりません)
ゲルニカの夜
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
歌詞にお兄さんが出てくる、でもそれは入り口に過ぎない。実際の風景を櫻井さんが描いてるという、ゲルニカの夜。苦しみや抑圧、怒りと憎しみ、愛憎、そこからの解放、赦し、争いの歌、思い出の欠片、予感。
スペイン・マドリード ソフィア王妃芸術センター蔵 パブロ・ピカソ 「ゲルニカ」 (1937年)
スペインの画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中の1937年に描いた絵画、およびそれと同じ絵柄で作られた壁画である。ドイツ空軍のコンドル部隊によってビスカヤ県のゲルニカが受けた都市無差別爆撃(ゲルニカ爆撃)を主題としている。20世紀を象徴する絵画であるとされ、その準備と製作に関してもっとも完全に記録されている絵画であるとされている。発表当初の評価は高くなかったが、やがて反戦や抵抗のシンボルとなり、ピカソの死後、保管場所をめぐる論争が繰り広げられた。
胎内回帰
(作詞:櫻井敦司 / 作曲:今井寿)
ヌーアルバム13曲目のラスト。なんかもう、タイトルを見ただけで櫻井敦司さん渾身の自信作、どうだ俺の心象風景!ママー!ママー!エヴァ弐号機パイロット惣流・アスカ・ラングレー感がヒシヒシと伝わってくる胎内回帰。これは母胎に回帰する敦司が、羊水に浮かぶような安らぎの曲なのか、はたまた胎盤を引き千切り、へその緒を自ら首に巻き付けてグヘェ!って言ってるような激ヤバ曲、セントラルドグマに降下する勢いのエヴァンゲリオン零号機、バブみを感じてオギャる敦司の無題Ⅱ人類補完計画なのだろうか。とにかく得体の知れないヤバそうな何かが、ヌーアルバム「No.0」のラストに待ち構えていそうだ。
『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
庵野秀明監督、GAINAXの原作によるSFアニメ作品。大災害「セカンドインパクト」が起きた世界(2015年)を舞台に、巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」(EVANGELION)のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描く。エヴァンゲリオン3機にはそれぞれ
零号機(1人目のレイ)
初号機(シンジの母親ユイ)
弐号機(アスカの母親)
の魂が、EVAに取り込まれてしまっているという設定がある。(エヴァ起動実験中の事故だったり、自死だったり)
神に似せた人の造りしモノ「汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」を操縦出来るのは、便宜上「適格者」と呼ばれる彼女らの子供とクローンのみ。(レイはユイのクローン)レイ、シンジ、アスカの3人はそれぞれ、羊水のようなLCLで充たされたエントリープラグでエヴァに搭乗する。謂わばEVAは母親であり、使徒と戦っている間も守ってくれる胎内。作中、どんなピンチでもEVAの中が一番安全という描写があったり、シンジが「エヴァって何なんだろう、血の匂いがするエントリープラグ。なのに、どうして落ち着くんだろう…」とつぶやくシーンがある。エヴァとのシンクロ率も重要で、下がれは操縦すら出来なくなる反面、上がり過ぎると暴走してしまう親子関係(ツンデレ)。使徒との戦いでシンクロ率が400%を超えてしまった結果、EVAに取り込まれエントリープラグ内のLCLに溶けて消えてしまった事もあった(胎内回帰)ちなみにエヴァンゲリオンの動力源は電力。その電源を得るための有線、アンビリカルケーブルは「へその緒」であり、新世紀エヴァンゲリオンは暗喩的に、胎内回帰をモチーフにしたアニメ作品だと推察する。
【余談】
澁澤龍彦「世紀末画廊」
この本は美術エッセイ集で、デカダンスだの「さかしま」だのシュルレアリスムもギュスターヴ・モローもキマイラもサロメも七つの大罪もみ〜んなこの本に載ってるから、SCHAFTやTHE MORTAL延いては
BUCK-TICKの創作活動の一端を探るのに最適な書籍かも。ひょっとしたら櫻井さんと今井さんが貸し合って読んだ本かも、ここから作詞の着想を得て構想を練って、色んな想像を膨らませて、詩と楽曲の世界観を創り上げたのかも…なんて考えながら読むと面白いし、とても楽しいかも。鴨
前回の「アトム 未来派 No.9」も、前々回の「或いはアナーキー」でもやりましたが、今回も好き勝手にダラダラと書かせていただきました。やっぱ楽しいですね。調べ物は毎回疲れますが。
この『ファンが勝手にリリース前の
BUCK-TICKヌーアルバム「No.0」を推察(バクチク)する。』は当然、とてもいい加減で適当な代物なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦、斜め読みで丁度いい感じで書いているので、余り本気になって読まないで下さいね。あくまでもリリース前の楽曲についての推察(推測、考察、憶測、邪推)と、
BUCK-TICKヌーアルバム「No.0」への期待値を高める為であって、記述を符合させる事が本来の目的ではありません。世の中にまだ出ていない
BUCK-TICKの新譜という答えの無いものを、ファンがあーだこーだ好き勝手に言ってるだけの遊びですから。
今回も期待しかしていません、
BUCK-TICK最高傑作 NEW ALBUM 「No.0」。3月が待ち遠しい。