10-FEETに気をつけるべき三つの理由
先日おかげさまで10-FEET“thread”リリースとなりました。
3年振りのアルバムです。
‘thread”(スレッド)
この三年間いろんな事がありました。
震災があったり。所縁ある人が旅立ってしまったり。出会いも別れも。楽しい事も悲しい事も。沢山。
きっとこれからも。
そんな想いを沢山。生き描いて行きたい想いを沢山。沢山のごめんなさい。沢山のさよなら。沢山のありがとう。
沢山宿したアルバムです。
伝える想いはアルバムに入ってます。どうか聴いてみて欲しいです。
9月19日。この日は僕ら10-FEET以外にも沢山の仲間が渾身の作品をリリーした日です。
G-FREAK FACTORY
【EVEN】
僕が大大大ファンのバンド!ライヴの姿勢もメッセージ性もサウンド面も沢山沢山影響を受けてきたバンドだ。8年振りにリリースする事となった今作。リリースしてない間も曲は増え続け、ライヴ活動もずっと続けてきて、周りの仲間から待ち望まれてのリリース。僕はとにかく嬉しくて仕方が無い。まだ記憶に新しいグンマロックフェスGRFでは本当に大きな大きな一歩を、仲間達に勇気を与える一歩を踏み出した。そのライヴはほんとにねぇ。。もうどの曲やっても嬉しかった。あの日の”EVEN”と”風”を僕は一生忘れない。ライヴも音源も本っっっ当にイイから一度あなたの心に通してみて欲しいんだ。なにしろこの”EVEN”を一度!一度聴いてみて欲しい!
そして10-FEETが昔っから友達、お互いにデモテープ(13、4年前から)時代からの仲間。
GOOD4NOTHING
【all the awesome dudes】
今回の10-FEETのアルバムthreadのjunglesのPVで捨て身の友情出演をかましてくれた笑いの隠れストライカーマッキンが居るバンドGOOD4NOTHINGがやってくれました。今回のGOOD4NOTHINGの作品は激しく楽しく強く、そして何より広く大きい。今までGOOD4NOTHINGの楽曲達の薄皮めくった裏側にあった多彩な洋楽ルーツが惜しみなく爆裂している今作。1曲目”BROKEN RADIO”から「あ、今回のアルバム絶対ええ感じやわ。。」と確信させてくれるスーパー素晴らしいアルバム『all the awesome dudes』は彼らが命を燃やして楽しみ楽しませるK点越えしたアルバムです。中でも僕ら10-FEETはアルバム6曲目の”all out”が大好きで、今までのGOOD4NOTHINGならストレートで超真っ直ぐな速球の様に歌っていただろうフレーズにも、さらに腕の振りを加え「ボール気味になってもええしとにかく今日一番の豪速球な!」という気迫が歌声にピーキーな
OVERDRIVEをかけている。豪速球やのに変化する松坂大輔の「カットボール」みたいな感じだ。最高に気持ちいいしカッコいい。作戦無しに投げたい球をブンブン投げてきてこの豪速球が全球とも面白い程僕らのストライクゾーンに決まる。圧巻の投球を見せるGOOD4NOTHINGに感動と呆気に取られながら見逃し三振したみんなが次打席に「あの球絶対俺が打ったりますわ!!!」と打ち気満々でライヴハウスに向かう姿が目に浮かびます。
豪腕”all the awesome dudes”に皆さん是非ともコテンパンにやられて下さい♪
そして待ってました。
くるり
【坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)】
今年の京都大作戦、10-FEET念願のくるり出演。同じ京都出身のくるりが大作戦のステージでライヴする姿を観て勝手に誇らしくなって頬を赤くして観ていた。そして今回僕が大好きなsmorgasやsalyuでも叩いてるあらきゆうこさんをドラマーに迎えての作品。ドキドキして聴きましたが。これは。。僕が解釈する「ロック」の根底の根底の根底にある、ブルースもファンクもフォークの旋律も感じさせる素晴らしいバイブレーションだ。線香花火の終盤にグツグツと鼓動を打ち、儚くも美しい光の松葉を放つ姿。中核に灼熱にして生命の電球みたいなモノがあり、繊細で美しく風情をも感じさせるアンサンブルが彩る。そしてその全てをロックする。
そして佐藤征史、吉田省念、ファンファンそれぞれのメインヴォーカル楽曲があったりと。くるりがエンジンもタイヤもキャブレターもマフラーも全部が全部そのポテンシャルを出し切っている感じだ。どれか一つのセッティングが合わないだけで車のスピードってのは落ちる。くるりが公道ぶっ飛ばしてますよ。
この作品からは今のバンドのメンバーの心と感性のフィット具合が伺えるんです。くるりというバンドの状態が本当にイイんだ。
調子イイ時のメッシ並にドリブルを止められない感じ。そしてきっちり文句無しの芸術的なゴールをキメてくれる。
岸田君という人は音楽も言葉も人の想いもよく知る人で、でも僕の中では凄く素朴で不器用な人なんだ。本当に感動して感謝して嬉しい時に、頭の中に入っている表現、言葉の数々が全部真っ白になって「ありがとう…」て笑顔になる人やねん。音博の時も京都大作戦の時もライヴ後、少し震える両手で握手をしてきながら「たくまくん…ありがとう…」と、もう田舎の婆ちゃんみたいな優しい笑顔をしはんねん。そしてそれでいて音源を創る姿勢やライヴに対する思いもその素晴らしさも、物凄くストイックで努力を惜しまない背景があってのモノだと知っているから、何気ない言葉や一挙手一投足全てに熱く静かな血が通ってる感じがするんよね。
『坩堝の電圧』
くるり!
マジにイイですよ!
そしてここ近年ずっと共に戦い、笑い合う仲間。
Dragon Ash
【Run to the Sun/Walk with dreams】
Dragon AshのIKUZONEさんこと、僕ら10-FEETも沢山お世話になった馬場育三さんのラストレコーディングになった今作品”Run to the Sun/Walk with dreams”という両サイドA面シングル。ここ最近のDragon Ashのライヴは、その本質、中核にあるDragon Ashの「心の奥にある言葉になる直前の何か」みたいな太く深い光みたいなモノがブンブン飛んでくる。それをセットリストの中で最近一番感じさせるのがこのRun to the sunとwalk with dreamsだ。聡明さとinocenceがkjの少しハスキーな声に乗って「理屈も理由も解らないモノはそのままで、今はただ走らせて欲しい。」そんな思いが聴く人の心を通り過ぎていきます。どんな時も皆を笑わせ、落ち込んでる仲間はビンタの様な悪ふざけでそっと肩を貸してくれるDragon ashが僕は大好きです。
kjはいつもなんかあったらブラックジョーク混じりに必ずスッと連絡をくれる。
あんなに優しくてカッコ良くて憎たらしいヤツは居ない。
サクはコウイチと変な関西弁でいつもコントみたいな会話してるし。二人の会話を聞いてると最後にいつも締めくくる言葉は「お前まぁまぁやなぁ。」(おそらくお前なかなかやるやんけという意味と思われる)
アツシは俺らのライヴの時気がつくと横で楽しそうに見守ってる。なるべく一緒に居てくれるんよね、いつも。あいつの「儚くも生命に溢れる」踊りと優しさが好きだ。
ひろきさんは10-FEETのライヴ後、いつも何処からともなく現れて肩をポンと叩いて笑ってくれる。「今日良かったよ。」ていう顔で♪
DRI-Vちばちゃんはいつも10-FEETメンバーみんなに気を遣っていろいろ話してくれるんだ。10-FEET的にDRAGON ASHの窓口(笑)チョー優しい。もともとブレイクダンスやってた人で、俺もブレイクダンス大好きやからいつか10-FEETのPVに出て貰うねん。
BOTSくんは10-FEETが最後までビビってた存在。でもめっちゃくちゃ優しくて、そしてたまにこぼす言葉が壊れるぐらいおもろい(笑)kjの息子ナギがまだ話せへんぐらいの時ロックストーキョーの楽屋で「坊ちゃん。どうされました?」とか言うてる時の中腰の感じとかお腹取れそうになるぐらいおもろかった(笑)若頭的な(笑)
そしてケンケン…俺はDRAGON ASHのメンバーやないけど、ケンケンが居てくれて良かったって本当に思うんだ。ケンケンはきっと神様からベース渡されて生まれて来たんやわ。「下界に降りて、お互いに必要とする人の元へ旅しなさい、お前の思うままに、目の下に黒いヤツ塗って。」て言われたに違いない。ケンケン、また京都でも呑もうぜ。
そして馬場さん。一度東京でみんなすんごい酔っ払って呑んでた時、僕が悲しい事あって元気無くて馬場さんの話に上の空だった時、馬場さんは僕の右腕にいきなり噛みついたんだ「ガブッ!」って。
そして痛がってムッとしてる僕を少し寂しそうにジッと見た。
「みんなで呑んでるんだからシャンとしろよ」とかじゃない。「俺の話が退屈なのかよ」でもなかった。
馬場さんはみーんなの事好きになりたいの。自分の事好きになって欲しいとかじゃない。自分が好きになりたいの。
でもほんっとに不器用だから思いが強いと言葉無くなっちゃうんだ。でもそこで言葉無くなっても塞がない。
何も言わずに噛んだ。
ちょっとスネた感じで「ガブッ!」
イテテ…
ケンケンはすぐ言ったよ。「コラ!イクちゃん噛んじゃダメでしょ!ごめんねタクちゃん。イクちゃんタクマ好きだから。でも噛んじゃダメでしょイクちゃん!」
ただただ馬場さんはみーんなを好きになりたいの。
それを感じるまま貫いて生き描いて来た人だった。
あれこれややこしい事考えず。本音や感情を伝えるのは言葉でも何でもいい。
ほんとに「音楽」みたいな人だ。
僕らの記憶の中。
ずっといつもみんなの中に居る。
これからはみんなの記憶と共に、一緒に生きて行くんだ。
馬場さんと共にDRAGON ASHはまだまだ走り続ける。
【Run to the Sun/Walk with dreams】
馬場さん最後のレコーディングの
音、目を閉じて聴いて、馬場さんがベースを抱く様に奏でながら揺れるあの姿をヘッドフォンやスピーカーの奥に浮かべながら。
聴いてみて欲しい。
太陽の様な曲だよ。
いつまでもみんなの心の中で。
明日もまた。。
いい日にしようね。
またね。
iphoneからの投球
10-FEET 理髪に行って利発になろう
いつもありがとうございます
一番大好きなバンドのライブに行ってきましたっ
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明日2月14日(水)第二回放送に、“10-FEETとして“一瞬だけ出る予定です。
多分一瞬で数秒やろうからお見逃しなくwww
明日2月14日(水)夜9…