今、ヨウジヤマモト関連株を買わないヤツは低能

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私は、自分を売り出すことが得意です。

自分を売り出す？

そうなんです。

私のような自営業、自由業、フリーランスな働き方をする人間は、自分で自分を売り出す必要があるわけです。誰かに自分のことを知ってもらうことで、サービスを売るチャンスをつかむのです。

これが難しい、という方が多くいますが、私は楽しいと感じています。売れても売れなくてもそれはぜんぶ自分のせい。他人に左右されないところが何とも小気味良いと思いませんか？

では、どんな風に売り出すのか？

私はまず、

「見た目」から入りました。

「あの人、なんか楽しそう」

「あの変な人のところに行けば、私は変われる気がする」

「あんな変な人でも楽しそうなんだから、私にだってできるはず！」

人からそう見られたかったので（今でもそうです）、楽しげに見える服装をしています。

起業する前は、ヨウジヤマモトが大好きで、全身ほぼ真っ黒でした。モードなスタイルが好きでした。だけど、全身黒なんて見た目が喪服みたいで暗いじゃないですか？だからやめました。

テーマカラーを赤にした年もあります。黄色にした年もある。とにかく「暖色」を身につけるようにしました。なぜなら、見た目が明るいから。いろんな模様の服を着ました。なぜなら、見た目が楽しそうだから。ただそれだけです。

もともと人と同じが大嫌いなので、戦略的に人と違うものを身につけるこの方法は、私にぴったりだったのです。見る人の目を楽しませることが目的ですが、それを着る自分のテンションも上がります。「みんな、楽しんでくれるかな？」そう考えるのです。これが楽しい。ウキウキします。

頭にいろんなものを載せてきました。髪が長い時は、頭のてっぺんでお団子を作り、その横に握り拳大のしめじのヘアアクセをつけました。特注品です。これが功を奏して「しめじ先生」と呼ばれるようになりました。

髪を短くしてからは、ベレー帽をかぶりました。グレー、カーキ、黄緑色。黄緑色は「ピスタチオみたい」と言われ、その後しばらくピスタチオと呼ばれていました。今は、皇室のような小さな帽子を頭に載せています。男ウケは良くないのですが、女性にはウケます。今一番のお気に入りです。

こんな風にして私は、自分というものを前面に押し出してきました。私に会う人は、そんな私を様々に評価してくれます。

先日のお茶会では、「大竹さんがどんな服を着てくるか楽しみでした」と言われました。実は一度だけお客さんにガッカリされたことがあります。「どんな服を着てくるか楽しみ」という人にです。その日は白と薄い水色の細いストライプのフード付きシャツワンピを着て行きましたが、私にしては地味だったようです。失敗しました。

私は「うまく書けない」と悩む人が「楽しく書けるようになる」そのお手伝いをすることを生業としています。そんな私に、文章以外の仕事が舞い込んできました。

2017年春には、「あなたに似合うワンピースを見つけます」という講座の依頼を受けました。夏にはとある音楽家の衣装の仕事がきました。秋には服飾戦略家の方からコラボセミナーの依頼を受けました。そして2018年、書道家の個展プロデュースという仕事が舞い込んだのです。これには驚きました。

何か一本筋を通してやり続けると、それが誰かの目に留まり、その人が自分を評価してくれて、仕事の依頼につながる。これを実感しています。何か一つ。何か一つ。その何かから始まる自分プロデュース。こんなに楽しいことはありません。

私は人に恵まれている。周りの人たちがとても良くしてくれるので、毎日楽しい気持ちでいられるのです。

この仕事を選んで本当に良かった。私を助けてくれる人たちのおかげです。これからも一本筋を通して人様のお役に立ちたい。いや、役に立つことをするぞ！

今年もまた、楽しい年になりそうです。